「あんしん君」のひとりごと
とある夜、 部屋のドアを開けると、 99歳のおじいちゃんが目の前に居て トイレに行っている・・・(笑) そんな楽しい!?部屋が自分の寝床という、 ちょっと変わった作業療法士の 日常を綴る日記です☆



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2009.10.22  リハビリ関係のみなさん、ファシリテーションって知ってますか?

え~、
先日10月17日に岡山で行われた、
日本ファシリテーション協会主催の、
「ファシリテーション基礎講座」に参加してきました

感想は・・・
「行ってよかった!!」です

講座に参加させて頂いたなかで、
自分自身が重要だったと感じたところを振り返る意味で、
ブログをアップしたいと思います

まず、参加するにあたって
ファシリテーション入門 (日経文庫)
組織変革ファシリテーター―「ファシリテーション能力」実践講座
を購入しました。

購入した理由は、
日本ファシリテーション協会の事務局が薦めていたからです

ちなみにファシリテーションとは、
「集団による知的相互作用を促進する働き」ということですが、
個人的な要約をすると、
会議や話し合いの際に、その内容がよりよいもの・方向性になるような
プロセスへの介入だと思います。

そして、その中立的な立場で、プロセスを管理し、
チームワークを引き出し、成果が最大となるように支援するのが、ファシリテーターということです。

余談ですが私は、
回復期の病院でボバースコンセプトに基づいた治療を展開していたので、
ファシリテート(促進する・容易にする、円滑にする)という言葉には、なじみはありました。


ファシリテーションでは、
①場をつくり、つなげる(場のデザインのスキル)⇒共有
②受け止め、引き出す(対人関係のスキル)⇒発散
③かみ合わせ、整理する(構造化のスキル)⇒収束
④まとめて、分かち合う(合意形成のスキル)⇒決定
が基本的なプロセス及び、必要なスキルになります。

この
①②③④のプロセスで話し合いなどを
より良いものへしていくわけです

実際には・・・
日本ファシリテーション協会の基礎講座に参加するのが一番分かりやすい(笑)

のですが、
それでは振り返りにならないので、講座の流れとファシリテーションの流れを
リンクさせてお伝えします。


まずは、
①場をつくり、つなげる(場のデザインのスキル)⇒共有
ですが、ここから、普通の講習会や勉強会と違うんです。
※ちなみに、①はお互いが意見を言いやすい環境を作るのが目的です。

「アイスブレーク」

これが素晴らしい

アイスブレークとは、
氷(ice)のように硬い雰囲気を壊す(break)アクティビティ(活動)の事をいいます

基礎講座では、
はじめに「共通点探し」という、アイスブレークが行われました。
まず、どんな方が参加されているのかを知るために、時間制限を設け、
お互いが自己紹介しながら共通点を探し、見つかったら、次のペアを組み
共通点を探す(一度書いた共通点はダメ!)というものでした。

これをすることによって、
する前の会場の雰囲気と、した後の雰囲気は明らかに柔かさを
感じ、自分自身の気持ちがほぐれた事を実感しました

私が今まで、
参加してきた講習会や勉強会では、同じ目的をもった仲間が集うのに、
交流の機会がほとんどないのでとても残念に思っていました

今考えると、
体験型の講習・勉強会でなくても、同じ目的をもった仲間の
場をデザインすることで、その日得ることの目的等も共有され、
より学習も促進されるのでは!?とも思えました

そのあとに、
場をデザインする要素として
1)目的(何を目指すのか、位置づけ
2)目標(終わった時にどうなっていればよいのか)
3)やり方とスケジュール・時間配分
4)メンバーと役割分担
5)ルール・方針
を確認してから、話し合いを進めるという流れになります。

この要素を確認しておかないと、
お互いが何のために話しあっているのかや、
言いたいことだけ言い合う会議で終わってしまう可能性が高くなってしまうようです


②受け止め、引き出す(対人関係のスキル)⇒発散
ここで必要なことは、傾聴です
※ちなみに②は、みんなの言いたいことが全て出尽くすのが目的です。

私は
作業療法士の資格をもっているので、
授業でも傾聴が大事だと習いましたが、
正直、「大事なんだ!」って気づくまでは、
習っても右から左でした

ここで挙げている傾聴は、
積極的傾聴(アクティブリスニング)のことで、
「相手の発言を理解しようとして、意識的に話を聴くこと」です

要素を5つ挙げると

①2つのレベルで集中して聞く(内容そのもの、その背後にある感情・要求・考え方)
②非言語メッセージも読み取る(口調、氷状、態度)
③話に興味を持って、わかろうと思って聞く
④自分からも聴いているよというシグナルを送る(適切な視線あわせ、うなずき、要約)
⑤判断抜きで理解しようとする(内容を評価しない、先入観を持って勝手に解釈しない)

が挙げられます

そして、傾聴のコツとしては、
①復唱(語尾・キーワードを返す、自分の言葉で言い換える)
②沈黙に耐える
③話すのをやめる
(ひとは、相手のこと聴いているのではなく、それに対して何を言うかを考えていることが多いため)
があります。

会話をする際に、
何も意識したことが無い方は、
是非、自分の机などにでも上記のポイントを書き出して
普段から意識するようにして、生活してみてください。

きっと、イロイロ変わりますよ


③かみ合わせ、整理する(構造化のスキル)⇒収束

この③収束④決定はファシリテーションの特徴でも決定的な点です
内容はあまり細かくするとさらに長くなってしまうので、かいつまんで。

①共有②発散のプロセスで沢山意見が出るようになって、
③ではいかに、それらを明確にしたり、絞ったりできるか?というところです

意見の曖昧な点を掘り下げたり、似たような意見がでたらまとめたりと・・・

その議論の内容を言葉や図形を使って
「可視化」することをファシリテーション・グラフィックといいます。

「可視化」によって
①議論がわかりやすくなり②安心して進行でき3議論が深まるという効果が得られます
「枠」としてはフローチャートやロジックツリーや、Tチャートなどイロイロなものがあります。


④まとめて、分かち合う(合意形成のスキル)⇒決定
※ちなみに④は、③で議論を可視化しながら、
全員参加の合意を形成する(コンセンサス)ことが目的になります。

イロイロな意見がでるということは、対立が起こるということでもありますが、
対立しているということはそれだけ、多様な情報・視点があるということなので、
それらの衝突をいかにまとめ上げるかがポイントということです。

え~、
ながながと書きましたが、
①共有②発散③収束④決定これらのプロセスをよりよく理解するためには
ファシリテーション基礎講座に参加するのが一番です(笑)

③④のプロセスに関する情報は不十分ですが、
私もこれから勉強していく予定ですので、
またイロイロアップしていきます



参考文献
ファシリテーション入門 (日経文庫)
組織変革ファシリテーター―「ファシリテーション能力」実践講座


そういえば、
回復期病院にいたときは、リハビリとしての直接的(特に徒手的な)介入を
回復への「促通」と捉えていましたが、関係性の促通という新たな視点を持てたことは、
今後につながる大きな一歩を踏み出せたと感じています

このまま、つっぱしるぞ~

2009.06.28  「障害者の地域生活支援とは」島村聡氏の講演会!

久しぶりの・・・

今日は
戸畑区役所で行われた、
戸畑区リハビリテーション連絡協議会主催

「障害者の地域生活支援とは」

那覇市市役所
健康福祉部副部長 兼 福祉政策課長の島村聡氏
の講演会に参加させていただきました

内容としては、制度(自立支援法・介護保険)にとらわれない関わり
の紹介が中心に行われました

ものすごく大まかにいうと・・・
地域住民や民生委員が
障害者・高齢者にどのように関わっているのか?という紹介でした。

ポイントですが、
日本人は頼まれたことはする人種だそうです

たとえば、
「落ちたペンを・・・」
言われたら拾うひと・・・84%
言われても拾わない人・・・8%
言われる前に拾う人・・・8%

この
言われる前に察知して、自ら拾う人こそ、
地域の中にもいる世話焼き人(沖縄ではおばあが多い)で、
この世話焼き人と民生委員や地域住民がいかに関われるかが
ポイントにあるといわれていました

まず、
個人への介入ですが
「生活マップ」「支えあいマップ」を活用し、
地元の民生委員や世話焼きおばあが
本人の思いをもとに支援する体制をとっているとのことでした

「生活マップ」とは、
支援の対象になる「個人」が、
地域のどの範囲で、どのような店で、どのような人と交流をもっているのか?
といったことをマップ上に書き出し、
そのキーとなる人から情報を得て
本人の生活をサポートするといったものでした

「生活マップ」
があることで、本人を追わなくとも
情報収集することができる、
なにより、地域の中での状況を知ることができる
といったことがメリットとしてあるようです

「支えあいマップ」とは、
実際の避難訓練を通して、
「地域」に住む、目の不自由な人や介助の必要なひとが
どこにいるのか?それをサポート出来る地域住民が近くにいるのか?
といったことを一目でわかるようにしたものです

「支えあいマップ」は
避難だけではなく、高齢者の方などの
「居場所づくり」にも活用されているとのことでした。
(先進例は、新潟のこどもの居場所づくり)

さらに
支えあいマップの発展形?として
「障害児にやさしい店マップ」があり、
多動の子でも、我慢強く髪を切ってくれる理髪店や、
障害特性に合わせた加工を行ってくれるお店
などを紹介するマップもあり、
あったら便利だなぁと感じました

また
「社会資源開発実例」
の紹介があり、2008年例をいくつか挙げると・・・
・デイケア送迎車で作業所の送迎
(送迎の前に作業所の人を送り、送迎の帰りで作業所のひとをひろう)
・自動車教習車の送迎バスで買い物
(教習所もお客が少ないので、高齢者の買い物バスとして活躍した)
・置き薬屋による健康チェックと検診受診指導
(薬を置く時に、検診の必要性を説明・促す)
・ウォーキングサークルがバリアフリーチェック
(高齢化したサークルだからこそ、バリアフリーか?がわかるとのこと)
・閉鎖される予定の消防署(消防施設公園含む)の再利用
(建物を壊し更地にして返すところを、そのまま知的障害ネットワークセンターとして活用)
といった面白く、とても素敵な案が実際に行われているとのことでした

そして、
世話焼き人のネットワークを活用した
地域の繋がりの例として面白かったのは、
福井県での取り組みです

女性で
美容室に行かない方はいないと思いますが、
ただでさえ、本人を引き立たせるような仕事で、かついる時間も長いとなれば
いろいろな話をすることが多いということがあるようで・・・

その
理・美容室の環境、世話焼き気質のひとが多いという特性を生かして
福井県は、理・美容協会に協力を依頼し、見合いの話を推進させたそうです

福井県は
三世代同居が日本一多いとの家族特性もあるそうですが、
この取り組みによって、
福井県の少子化には歯止めを掛ける事ができたそうです

いや~すごい話ですね


しかし、
今日一番話の中で印象的だったのは、
介護保険のもたらした陰の面の話でした

それは、
もともと地域には世話焼き人を中心に、
なんだかんだで地域住民としての付き合い・支えあいがあったとのことですが、
「サービス」が入ることで、その「繋がり」を阻害してしまうという
一面があったということです

私は
高齢者のデイサービスの経験があるのですが、
利用者の方が「サービス」を受けることで、
日中は自宅を留守にし、
それが地域住民との交流を制限してしまうこともあるなんて
考えたこともありませんでした

世話焼きおばあでも
「サービス」が入ってしまうと
「サービスがはいっているから・・・」と躊躇してしまうと
島村氏は話されていました。

もちろん
「サービス」の否定的な側面だけを捉えるつもりはありませんが、
地域との繋がりは大事だと思っていた手前、
正直、考えさせられました

また、別の話では
在宅生活が今後、困難ではないか?
という高齢の方の施設入所という事実が、
隣でひとり暮らしをしていた障害を持った方の
生活も困難になってしまったという例です。

なぜそうなったかというと、
その高齢の方は世話焼きおばあだったらしく、
お隣さんの買い物などの手伝いを長年されていたそうです

その世話焼きおばあの、
施設入所に関わった島村氏もとてもショックを受けたとのことでした。

すべてのサービスで、
家族や本人の負担を減らし、よりよい生活を送れるようになる
(雇用を創出するという面も)側面は素晴らしいと思いますが、
地域のつながりを考えると、サービスも、サービスだけでよいのか?
と疑問に感じることができました


以上が
今日の講演会の内容で、
とても有意義な時間になりました

正確に伝えることができているかはわかりませんが、
参考にしていただければ幸いです。

まだまだ精進ですね

プロフィール

はまちゃん(OT)

Author:はまちゃん(OT)
はじめまして!
就労支援を中心に、
創造館に所属しています
作業療法士です☆
どうぞ、ごゆっくりご覧ください。

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どうもっっ☆ おはつにお目にかかります。 わたくし、「気になる木」の 信吉と申します! まだまだ葉の青い若造ではありますが どうぞ仲よくしてやっておくんなせぇ!

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